ファスティング中の頭痛【最大の原因は〇〇】

断食を始めたけど頭痛が・・・
なぜ頭痛が起こるの❓
どうすれば治るの❓
このような疑問はありませんか?
この記事では
・ファスティング中に起こる頭痛の原因
・頭痛の対処法
・断食前に頭痛を軽減させる方法
これらについて解説しています。

Dr.和貴
今日は細胞環境デザイン学認定医
2級ファスティンマイスターであり
断食を日々実践している僕が
断食中の頭痛について解説します❗️
断食中の症状として頭痛はよく起こります。
頭痛の原因と対処法、またその予防法を学び
安心してファスティングを行いましょう。

ファスティング中の頭痛

ファスティングを始めて初日
なんだか頭痛がするな・・・
こんな症状で悩んでいませんか?
ファスティングを行うと人によって
様々な症状(好転反応)が起こります。
好転反応
好転反応とは、症状が改善する過程の副次的効果として、一時的に見られる症状の悪化。
原因はいくつかあるが、代表的な例はファスティングによる細胞の入れ替えで、
崩壊した細胞の物質が血流に流れ込みさらに肝臓から小腸の回腸に流れ込むことで引き起こされる。
その中でも
特に多いのが頭痛
頭痛の原因対処法
そしてその軽減策を知ることで
楽にファスティングを行うことができます。
ではさっそく、頭痛の
原因とその対処法を見ていきましょう。

頭痛の原因と対処法

Dr.和貴
断食中に起こる頭痛の原因は
大きく分けて3つに分類されます❗️
頭痛の原因
原因①:カフェインの離脱症状
原因②:低血糖
原因③:低ナトリウム血漿(脱水)
この中でも特に多いのが
カフェインの離脱症状
これが頭痛の原因の8割
占めるのではないでしょうか。
ではこれらの原因と対処法について
それぞれ詳しく説明していきます。

原因①:カフェインの離脱症状

【特徴】
・ファスティングの準備期
・ファスティング初日に起こりやすい
カフェインの離脱症状とはその名の通りカフェイン摂取を断つことで起こる症状のこと。
普段からカフェインを摂っていて、そのカフェインを急に断つことでその離脱作用として頭痛が起こります。
カフェインと聞くと
「コーヒー」を思い浮かべる方が多いと思いますが
実はこのカフェイン
様々な飲み物に含まれています。
カフェインを含む主なドリンク
コーヒー、紅茶、抹茶、緑茶、烏龍茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、マテ茶、プーアール茶、ココア、コーラ、栄養ドリンク、チョコなどにも含まれています。
これらを日常的に飲んでいる方は、
その量に限らず、これらを断つことで
頭痛、めまい、倦怠感、吐き気
などの症状を引き起こすことがあります。
※カフェインを含まないドリンクとしては
麦茶、昆布茶、ハーブティー、ルイボスティーがオススメ。
【カフェインの過剰摂取は毒】
どんな物でも適量を守る事はとても大切。
過剰摂取は体にとって毒となります。
カフェインは基本的に交感神経の活動を高める働きがあり
アデノシン受容体に拮抗することで覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示します。
適量であれば眠気覚ましや、疲労感の回復に役立ちますが過剰摂取は体に毒となります。
カフェインの副作用
・不眠
・めまい
・依存性
中止による離脱症状
・頭痛
・集中欠如
・疲労感
・吐き気
・気分の落ち込み
 離脱症状のピークはおよそ2日後とされており
頭痛は1日平均235 mgの摂取で
2日目には52%が経験するという研究結果もあります。
500mg以上の物は劇薬指定されています。
(コーヒー1杯のカフェイン量は約60〜90mg)
【離脱症状が起こる理由】
カフェインは肝臓から放出されるシトクロムP450という酵素群のうちのCYP1A2という酵素で代謝されます。
この酵素の働きが正常な人はカフェインによる影響が少ないため離脱症状があまり出現しません。
しかし、この酵素に一塩基多型(遺伝子変異)が起こっている人はカフェインの代謝速度が遅く離脱症状が出やすいとされています。
なので、
1日に何杯もコーヒーを飲む人でも
全く症状が出ない方もいますし、
1日1杯しかしか飲んでいない人でも
やめた途端に症状が出る方もいます。
要するに
カフェインを解毒する能力が弱い人に
強く出るということです。
【1日に摂取可能なカフェインの量】
成人の場合
カナダ保健省が推奨するカフェイン摂取基準値によれば、
健康な成人が1日に摂取できるカフェインの量は400mg未満
Starbucksのショート(240ml)3杯とほぼ同量。
脳に到達する時間
体の大きさや摂取したカフェインの量で多少の誤差はありますが
覚醒効果が現れるのは約30分とされています。
カフェイン効果の持続時間
カフェインの効果は摂取後2時間~4時間ほど継続。
3時間経過した頃が最大効果の時間帯。
効果がほぼゼロになるには5時間~7時間ほどかかるといわれています。
※カフェインの代謝は個人差が大きく、もっと早く影響が現れる人や、長時間効果が継続する人もいます。また、毎日コーヒーを飲んでカフェインを摂取していると効果が弱くなる傾向もあります。
僕もコーヒーの覚醒効果を期待してよく飲みますが
基本的に1日に多くても2杯まで。
そして午後3時以降は
飲まないようにしています。
コーヒーを飲む際は
適量を守りましょう。

対処法

Dr.和貴
では、次に
カフェインによる離脱症状で
頭痛が出たときの対処法を解説します❗️
1、マグネシウムを摂る
マグネシウムには頭痛を抑える効果があると言われています。
頭痛を発症している人では脳内のマグネシウム濃度が健康な人より19%低下しているとデータがあります。
マグネシウムが頭痛を改善する主な理由として
・炎症性物質の合成放出阻害
・脳血管の緊張緩和
・頭痛信号のブロック
これらがあり、マグネシウムの静脈注射で
1時間以内に19人中17人の症状緩和が認められたという
埼玉医科大学の報告があります。
またマグネシウムには、
エネルギー代謝において様々な部位で作用する
必要不可欠なミネラルです。
僕が推奨する酵素ドリンクには
マグネシウムが含まれていますので
酵素ドリンクを飲むことで
マグネシウムを補う事ができます。
※安価な酵素ドリンクにはマグネシウムが含まれていない可能性があります。
 注意しましょう。
頭痛で悩まれている方はまず
マグネシウムを含む
酵素ドリンクを摂取してみましょう。
2、タウリンを摂る
タウリン細胞を正常状態で保つ作用(ホメオスタシスがあり特に、肝臓に対して働きかける作用を持ち、シトクロムP450を活性化します。
この作用により薬物の分解や解毒を促進させる作用があり、カフェインの分解速度を早めることにより頭痛を軽減させます。
タウリンをサプリメントより摂ることで
頭痛を改善させる方法もあります。
3、少量のカフェインを摂る
これは頭痛がひどい場合ですが
最終手段として
わずかにカフェインを摂る
という方法があります。
症状がひどい場合
逆に少量のカフェインを体に入れてあげる事で
症状が緩和される事があります。
その場合、
コーヒーなどから摂取するのではなく
緑茶烏龍茶といった
カフェイン含有量が少ない物から
少量だけ摂るようにしましょう。

Dr.和貴
以上が3つが
カフェイン離脱症状による
頭痛の対処法です❗️
基本的にカフェイン脱離症状による頭痛は
時間薬
が一番の対処法と言えるでしょう。
心配せずとも
自然に治るのが大半。
それでもひどい場合は
一度これらの方法を試してみてはいかがでしょうか。

原因②:低血糖

【特徴】
・ファスティング2日目に起こりやすい
頭痛の原因の2つ目は低血糖。
断食中は何も食べないので、
低血糖になり易い状態と言えます。
ファスティングにより血糖値が低下すると動悸、悪寒、不安感、脱力感、眠気、めまい、頭痛などの症状が出現します。
一般的には血糖値が70mg/dL以下になると自律神経の反応(血糖値を上げようとする)による症状が出現しますが、さらに血糖値が下がり、50㎎/dL以下になると、中枢神経にまで影響し、意識障害等の症状が出現することがあります。
これは普段から甘い物をよく食べている方や
副腎疲労がある方に比較的多く現れる症状です。
副腎疲労:ドレナルファティーク
副腎疲労食生活、生活習慣、ストレス、薬剤、重金属などが原因で起こります。
副腎疲労になるとストレス対応ホルモンであるコルチゾールが分泌されなくなります。
コルチゾールには炎症や免疫の抑制、血糖値・血圧を保持する働きがあり、
コルチゾールが分泌されなくなる事で血糖値が保てなくなり低血糖を引き起こします。
また、寝ている間は
酵素ドリンクを摂取する事ができないため
その間に血糖値が低下
朝めが覚めたと同時に
これらの症状が出現する事があります。

対処法

Dr.和貴
では、次に低血糖で
頭痛が出たときの対処法を解説します❗️
・酵素ドリンクを飲む
低血糖の対処法として有効な手段は
酵素ドリンクを飲むこと
と言えるでしょう。
飲み方として、
薄めた酵素ドリンクを小まめに飲むようにしましょう。
仕事中などであれば
ペットボトルに薄めた酵素リンクを入れ
チビチビ小まめに飲むと良いでしょう。
良質な酵素ドリンクには
マグネシウムが含まれており
マグネシウムはインスリンの感受性を高め
より早く細胞の中に糖を届ける事ができます。

原因③:低ナトリウム血漿(脱水)

【特徴】
ファスティング2日目以降に起きやすい
ファスティング中は断食を行うため塩の摂取はほぼゼロの状態です。
ですが、体は少なくとも1日目は普段通りに排泄しようとします。
そのため急なナトリウムの欠乏が起こり血圧が低下頭痛を引き起こします。
基本的にナトリウム(塩分)の調節というのは
副腎から放出されるアルドステロン
というホルモンにより管理されています。
しかし、
副腎疲労腎機能低下により
その調節が上手く行われず脱水になる事もあります。
塩分を摂らずに水分ばかり摂取しても
脱水症状は改善されませんので注意しましょう。

対処法

Dr.和貴
では、次に低ナトリウム血漿で
頭痛が出たときの対処法を解説します❗️

・天然塩摂る

ナトリウム不足による頭痛の対処法は
天然の塩を摂るようにしましょう。
精製された塩ではなく天然の塩がポイントです。
僕のオススメはこちら
ヒマラヤマグマソルト】
世界一のパワースポットでもあるヒマラヤ山脈から取れる還元力の高い奇跡の塩。
太古の海水の多種のミネラルが含まれるとても貴重な塩となり、チベット地方では神聖な塩として重宝されており、浄化、解毒(デトックス)、活性酸素の除去、ミネラル補充が期待できます。
・塩素除去
・一振りで420ppbあたりの水素も発生
・還元力も-230/mVあたりまで下がります
亜鉛:285μg、硫黄:0.29g、ケイ素:97ppm
マンガン:169μg、銅:76μg、鉄:27.4mg
それにプラスして
梅干し酵素ドリンクを摂りましょう。
それにより症状が改善される事でしょう。

Dr.和貴
以上が3つが
ファスティング中に起こる
頭痛の原因と対処法です❗️
もし今あなたが頭痛で悩んでおられるなら
一度これらの改善策を試してみて下さい。

頭痛を軽減させる方法

では最後に、
ファスティング中の頭痛や好転反応を
できる限り軽減させるための方法を解説します。

1、準備期間を長く取る

ファスティング中の頭痛の軽減策として
最も大切なのが
準備期間
この準備期間というのは
断食を行う直前に行う約3日間の準備期間ではなく
準備期間の前に行ういわば
「プレ準備期間」を長く取るということ。
ファスティングを行う
約2週間前からカフェインを断ち
・1日2食以下の少食
・和食(穀菜食)中心の食事
この2つを徹底します。
そして断食3日前からは
動物性タンパク質の摂取も断ち
量もさらに減らします。
このようなプレ準備期間をする事で
ファスティング中の好転反応は
かなり軽減できる事でしょう。
また、この少食和食の組み合わせは
ファスティング後でも食習慣として取り入れる事で
健康や適正体重を維持する事ができます。

2、酵素ドリンクを小まめに飲む

ファスティング中の頭痛軽減策の2つ目は
なんと言っても
酵素ドリンクの摂取
ファスティング中に信頼できる酵素ドリンクを飲む事で
症状を軽くする事ができます。
基本的には
朝・昼・夕方・夜・寝る前
の5回程度に分けて飲みましょう
と言われていますが
僕はもっと小まめに飲むようにしています。
そうする事で血糖値が安定し症状を抑える事ができます。
以上これらが
ファスティング中に起こる頭痛の原因と対処法です。
これからファスティングを始める方は
しっかりと準備期間を設け、
正しい酵素ドリンク
ファスティングを行うようにしましょう。
また、現在
ファスティング中の頭痛で苦しんでいるのであれば
冷静にその原因を判断し対処法を試してみて下さい。
もしファスティングに不安がある方は一人で行わず
専門家のサポートの元で
ファスティングを行うこともオススメ。
ダイエットで思うような結果が出せなかった方も
ぜひ一度専門家に
アドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
今まで体験したことのない
自身の体に驚くことでしょう。
参考文献
・分子整合医学美容食育協会(検定公式テキスト)
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