食事の本来の目的❓
そんなの栄養補給のためじゃないの❓
そんなの栄養補給のためじゃないの❓
このような疑問はございませんか?
この記事では
・食事の本来の目的とは何なのか
この疑問を解決します。
Dr.和貴
今日は杏林予防医学研究所
細胞環境デザイン学の認定医であり
2級ファスティングマイスターの僕が
本来の食事の目的について解説します❗️
細胞環境デザイン学の認定医であり
2級ファスティングマイスターの僕が
本来の食事の目的について解説します❗️
食事というのは誰もが
1日3食当たり前のように食べていますが
本来の食事の目的を認識している人は
いないのではないでしょうか。
本来の食事の目的を知ることで
日々の「食」に対する考え方が変わり
より健康的な食事を摂る事ができるようになります。
本来の食事の目的 ②
あなたは本来の食事の目的というのを
ご存知でしょうか?
おそらくそんな事を
真剣に考えたことなんて無いと思います。
ではあなたにとって
「食事の目的」
とはいったい何でしょうか?
Dr.和貴
少し考えてみて下さい❗️
食事の目的・・・
1日の唯一の楽しみ・・・
どのような目的が
思いついたでしょうか。
・生きる為のエネルギー補給でしょうか?
・コミュニケーションの場でしょうか?
・美味しいものを食べて人生を楽しむためでしょうか?
確かに僕も「細胞環境デザイン学」を学ぶまでは
食事の目的をこのように捉えていました。
しかし、実はこれらは全て
本当の意味での食事の目的ではないのです。
では本当の意味での食事の目的とはいったい
何なのでしょうか。
それはこの2つ。
1、間質液の各成分を変動させない
2、腸内細菌に栄養を与える
食事の本来の目的というのは
この2つに集約されます。
こんなことを言うと、
「いやいや、言いたいことは分かるけど
旨い物を食べて人生を楽しむのも目的の一つやろ」
このような言葉が飛んできそうです。
何百万年以上も続いた狩猟採集の時代に
旨い物というのは存在しませんでした。
仮に旨い物というのは
毒が含まれている可能性があったのです。
そして、現代人が作り出した旨い物というのは
更なる毒が大量に配合されています。
食事を楽しむというのは、
人間が自分たちの行為を正当化するために
言っていることであり、
本来、「食事の時間」というのは
たいへん無防備で危険な時間なのです。
どんな目的を設定しようとそれは自由なのですが
人の健康を指導する立場の人間として
ここでは、食事の本来の目的というのを
医学的にあなたにお伝えしたいと思います。
この本来の目的というのを知っておく事で
日々の食事に対する考え方が変わり
健康的な食生活を実践する事ができると考えています。
この記事では
食事の本来の目的【パート②】
「腸内細菌に栄養を与える」
について解説していきたいと思います。
腸内細菌に栄養を与える
人間という生き物は様々な常在細菌と共に
共生しています。
ではここで1つ問題です。
問題
人間の体の中で細菌が最も多く棲みついている部位はどこでしょう?
A:口腔
B:皮膚
C:小腸
D:大腸
B:皮膚
C:小腸
D:大腸
・
・
・
・
・
・
正解は「D:大腸」
大腸には約1000兆個もの細菌が
棲みついているといわれています。
数だけに注目すれば、
我々の体の殆どは微生物で出来ており
自分の体の細胞の数よりも多い細菌が棲んでいるのです。
そして僕らと常に生活を共にしている細菌は
我々に様々な恩恵をもたらしてくれます。
腸内細菌だけでも
① 消化を助ける
② ビタミンを産生する
③ 免疫を構築する
④ 病原菌やウイルスの侵入を防止する
⑤ 短鎖脂肪酸を産生し大腸のエネルギーを産生
⑥ 有害物質を解毒する
③ 免疫を構築する
④ 病原菌やウイルスの侵入を防止する
⑤ 短鎖脂肪酸を産生し大腸のエネルギーを産生
⑥ 有害物質を解毒する
これらの恩恵を与えてくれています。
一方で僕たち人間も
これらの恩恵をもたらしてくれる
細菌達にご褒美を与えています。
そのご褒美というのが
細菌達が生きるためのエサ(栄養)。
このエサ(栄養)となるのが我々の食事なのです。
細菌達は我々人間に
健康面での恩恵を与えてくれる代わりに
我々人間は細菌達にエサ(栄養)を与えているのです。
なので、我々人間と常在細菌は
「持ちつ持たれつ」の関係。
そしてこの細菌達が喜ぶエサというのが
玄米や食物繊維を多く含む野菜。
少し専門的ですが、
大腸上皮細胞の主要なエネルギー源は
酪酸を主とする短鎖脂肪酸であり、
それは大腸内の酪酸菌が産出します。
その酪酸菌のエサになるのが食物繊維。
なので、簡単に言えば細菌達は
「食物繊維を多く含む野菜」
これを欲しがっているのです。(これが大好物)
しかし、今の現代人は
細菌達が欲しくないエサばかりを
彼らに与えています。
それは
・添加物たっぷりの既製品
・動物性タンパク質(肉)、加工食品
・薬剤
・動物性タンパク質(肉)、加工食品
・薬剤
このようなエサばかりを与えていると
彼らは我々人間に恩恵を与えてくれなくなります。
それは
酪酸菌が減少する事で他の細菌が増え、
大腸上皮細胞のエネルギー源である酪酸が乏しくなり
望まない細菌の代謝産物が増えてしまうから。
これにより
大腸上皮細胞の健全性が失われ
ポリープ化したり、癌化することにも繋がります。
「腸内細菌にエサを与える」
この意味が理解出来たのではないでしょうか。
CMでよく聞く「乳酸菌」は意味が無い
腸内細菌と聞くと「乳酸菌」を思い浮かべる人も
多いのではないだろうか。
テレビCMや雑誌などではよく
「腸内環境を整える乳酸菌飲料」
「腸に優しい乳酸菌ヨーグルト」
このような言葉が流れています。
そしてこれらの食品を食べると
健康に良いと謳われていますが、
結論から先に述べると
このような乳酸菌飲料やヨーグルトを食べても
腸内に「乳酸菌」が定着することはありません。
これは企業がより多くの売り上げを上げる為の
過大広告であり、これを見た多くの人が
洗脳されているのです。
基本的に乳酸菌は、生育するために酸素および多くの栄養素を必要とするため、腸管の中でも比較的酸素が残存している小腸で活動しています。
そして、そこで活動している乳酸菌というのは、人工的に作られた菌株(人工株)では無いのです。
腸管に定着できる細菌の種類は、その人の免疫系によって管理されており、多くの人が思っているほど簡単には変更されません。
生体は腸壁からIgA抗体を分泌して細菌に付着します。そして有用だと判断した細菌のみ粘液層に引き込む働きがあるのです。
従って、有用な細菌だと聞かされ
乳酸菌飲料やヨーグルトを意欲的に口にしても
人工的に改変された細菌は免疫系が受け入れないため
腸管内に定着することはできないのです。
病原菌と同じように通過菌として
排泄されるだけ。
では定着できる乳酸菌とは
どのような乳酸菌なのかというと、
それは、ヒトが出生時〜出征数日の間に経口摂取した
母体由来および天然の乳酸菌であり
自分の免疫システムが
共生すべきと判断した乳酸菌に限られているのです。
腸内細菌が喜ぶ食事とは
では腸内細菌が喜ぶ具体的な食事とは
いったいどのような食事なのでしょうか?
それは、「和食」。
もっと厳密に言うのであれば
「穀菜食」と言われる食事が理想的。
穀菜食
「マゴワヤサシイ食材」+「玄米・味噌汁」
腸内細菌が喜ぶ食事とはこの
「マゴワヤサシイ」食材です。
・生活習慣病予防
・適正なコレステロール値
・老化予防
・皮膚、粘膜の抵抗力強化
・疲労回復
・適正なコレステロール値
・老化予防
・皮膚、粘膜の抵抗力強化
・疲労回復
ですので普段の食生活においても
この「マゴワヤサシイ」を
実践して頂きたいと思います。
上記写真は杏林予防医学研究所の
杏林セミナーを受講した際の昼食ですが
このような食事が腸内細菌がとっても喜ぶ食事。
この記事を読んだ今日の食事から
何か食べる(腸に入れる)時は
この食事は腸内細菌が喜ぶぞー❗️
このような物を食べて頂ければ
僕も、あなたの腸内細菌も喜ぶ事でしょう。
あなたが病気になった時
あなたの体を守ってくれるのは
誰だと思いますか?
それは決して「医者」ではありませんよ。
それはあなた自身が持つ「腸内細菌」です。
こちらの記事が少しでも参考になりましたら、ぜひ食事の本来の目的【パート①】も合わせてご覧下さい。
細胞環境デザインの記事一覧
参考文献
・杏林予防医学研究所(杏林アカデミー講義テキスト)