ファスティングとはいったい何?【初心者に向けて解説します】

ファスティングって初めて聞いたけど
いったい何なの❓
このような疑問はありませんか?
この記事では
・ファスティングとは何なのか
・ファスティングの必要性やその効果
・食を断つことの重要性
これらについて解説しています。

Dr.和貴
今日は細胞環境デザイン学認定医
2級ファスティングマイスターであり
自身でも断食を実践している僕が
断食初心者に向けに解説します❗️
ファスティングは単なるダイエット法ではなく
究極の健康法。
そのメカニズムはノーベル賞を受賞し
数々のアスリートも断食を習慣として取り入れています。
まずはファスティングの意味を知り
その必要性や効果がいかに有益であるか。
断食を行うきっかけてとして
まずは知識を身につけましょう。

ファスティングとはいったい何?

ファスティング とは
ではまず初めにファスティングとはいったい何なのか?
これについてお伝えしていきたいと思います。
ファスティングを日本語で言うと「断食」になります。
ファスティング(断食)=食を断つ
要するに、
一定期間何も食べないということ。
基本的に僕が勧めるファスティングは
断食中、水と酵素ドリンク以外は何も食べません。

なぜファスティングが必要なのか?

Dr.和貴
ファスティングは体に良いですよ❗️
定期的に絶対にした方が良いです❗️
僕はこのような事をよく言うのですが
そうすると大体このような答えが返ってきます。

食べないなんて絶対無理❗️
人生の楽しみが無くなる❗️
お腹空きすぎてイライラしそう❗️
しかし、これらの答えは実際にファスティングを経験すると
全く逆なものになります。
2日目以降は空腹感は無く
ケトン体の効果によりが幸福感をもたらされます。
仕事の生産性は向上し、
短時間の睡眠で充実した1日を過ごす事ができます。
「ファスティングをダイエットとして行うもの」
そのように思う方も多いと思います。
確かに、
ダイエットとしてファスティングを行った場合
何も食べないので体重は確実に減少するのですが
僕が伝えたいファスティングの目的は
そこではありません。
では、ダイエット以外で行う
ファスティングの目的とは何なのでしょうか?

ファスティングを行う真の目的

現代の日本では食べ物に困る事は無くなり
豊かになりました。
しかしその一方で、街に出れば
ありとあらゆるよからぬ物(毒)
所狭しと並んでいます。
・加工食品に含まれる食品添加物
・薬剤を大量に注射された牛の乳製品や輸入肉
・人口的に作られた極悪の油、トランス脂肪酸
これらの世の中にはびこる「毒」
普通に過ごしていると
どんどんあなたの体内に侵入してきます。
どれだけ、あなたが健康に気をつけていても
外食を一切しない、完全無農薬の生活というのは
不可能に近いと言えます。
僕も出來る限り気をつけますが、
仕事やプライベートで外食をする事はよくあります。
なので、今の時代を生きていて
よからぬ物(毒)
体の中に1ミリも入れないというのは不可能。
では、どうすれば良いのか・・・?
そこで有効となるのが
ファスティング(断食)
基本的に人間は
食べた物を分解し肝臓でブドウ糖に変え
エネルギー(ATP)として使っています。
ファスティングを行うと
食べ物が体内に入ってこないため
肝臓内に貯蔵されたグリコーゲンやアミノ酸を
ブドウ糖にかえる「糖新生」が働きます。
しかし、その貯蔵分も底をつくと約3日目から
脂肪酸が肝臓でケトン体に作り変えられ
ブドウ糖の代替えエネルギーとして利用されます。
そしてこのケトン体
脳のα波(リラックスしている時の脳波)が増えるという
正の相関が東北大学のチームによって発表されています。
また、ファスティング中は
消化酵素を使わないので
代謝酵素にエネルギーを使う事ができます。
代謝の働きにより、
細胞内に溜まった毒を細胞外に排出し
血液中に出た有害物は尿などで排泄され、
体の中がどんどん美しくなります。
そしてファスティング中に誘発されるのが
オートファジー
オートファジーとは
「自食作用」という意味。
我々人間は飢餓状態になると、細胞に悪影響をもたらす
不良品タンパク質を分解させ排泄させます。
そして、使える部品(アミノ酸)は
必要なタンパク質を作るために
再利用するという、素晴らしい作用があるのです。
ng
このオートファジー機能の研究が認められ
2016年に大隈良典教授がノーベル生理学・医学賞を受賞
ファスティングが細胞レベルで科学的に立証されました。
要するに言いたい事は
ファスティングはあなたが体の中に取り込んだ
「毒」を解毒(体の外へ排出)し、
細胞を元通りに掃除(修復)してくれる
ということ。
なのでファスティングを一言で言うと
解毒と修復
そして体重減少(ダイエット)は断食を行った時に起こる
副次効果(おまけ)
ファスティングを行う本来の目的は
ここにあるのです。

ファスティングのメリット

では次にファスティングのメリット(健康効果)
を紹介したいと思います。
メリット
① 体脂肪が落ちる
② 毒素を排出する
③ 大腸を浄化する
④ 病気を早く治す
⑤ 元気がみなぎる
⑥ 血液を浄化する
⑦ 肝臓の働きを正常にする
これらはファスティングを行う事により得られる
メリットと言われています。
この項目には書かれていないのですが、
僕が実際にファスティングをして感じたメリットの一つに
早起きができるようになった
というメリットがあります。
僕は昔から大の早起きが苦手で
数々の早起き方法を試してきましたが、
どれ一つとして続いた事はありませんでした。
しかし、断食を行う事で、
夕食後の消化を行わないため短時間の睡眠でも熟睡ができ
なおかつ早起きができるのです。
今では12時に寝て6時に起きる生活スタイル。
このように
「断食をしてから早起きが出来る」
といういう方は多くいます。
これは僕にとって
最大のメリットと言っても過言ではありません。

今「食を断つ」ことの意味

今の日本は世界に冠たる
グルメ天国と言われています。
近年では、
インスタ映えする料理を注文し撮影後は料理に手をつけず
支払いを済ませて立ち去るお客さんもいると言います。
しかし、
これが本当に天国の風景でしょうか?
食とは他人に思いを馳せることであり
感謝する心であり
自分を省みる契機となる
現代の食生活を見れば、飽食人たちがいかに
食を蔑(ないがし)ろにしているかがよく分かります。
「いただきます」の一言もなく、
料理を食べ散らかし、
腹がみちれば残そうとお構い無しです。
しかし、
断食を経験した人は
食に対する意識が変わります。
食欲は本能です。
その最も根源的な欲求を断つことで、
意識改革がもたらされます。
空腹感や、食にかかわらない膨大な時間の中で
改めて食の大切さに気づくのです。
食に対する意識が変われば
食べ物が変わり、食べ方も変わります。
今、現代人に求められるのは
あえて「食を断ち」
自分を省みる事なのではないでしょうか。
参考文献
・脳と体が若くなる断食力(山田豊文:青春文庫)
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